コロナ禍であらゆるものがオンラインになっている現在、学習サービスもスクーリング(通学)からオンラインに切り替わっているところも多いです。大学の授業もオンラインで行っているとよく聞きますね。2020年度は96.8%の大学がオンライン授業を行ったというデータもあります。(日経BPコンサルティング)
このような状況の中、スクーリング(通学)のほうがよいという声もあったりします。オンラインだと画面越しになるのでわかりにくいということはありますね。そこで今回はオンライン講座を受講するかスクーリング(通学)で受講するか迷っている方のためにそれぞれのメリット・デメリットを紹介いたします。
目次
オンライン講座の種類
一口にオンライン講座といっても様々な講座の形態があります。メリット・デメリットの前にまずはオンライン講座がどのような形で行われているのか簡単に紹介します。
ライブ配信形式
リアルタイムで講座に参加できる形式です。あらかじめ決められた日時に受講者は参加はオンライン授業のツールにパソコン・スマホ・タブレットなどでログインをして授業を受けます。講師と受講者が1対1で授業を行うケースもあれば、1対多数で行うケースもあります。その場合はオンラインツールに部屋のようなものを作成してそこに受講者が何人かでログインをして講義を受講するというものになります。
オンデマンド配信形式
あらかじめ撮影しておいた内容を配信する形式です。受講者は自分の都合のよい時間にパソコンやスマホ・タブレットからアクセスして動画を視聴します。一定期間内であれば何回でも視聴できるサービスが多く、自分の進捗に合わせることが可能です。
オンライン講座と通信教育との違い
昔からある通信講座のイメージはテキストが主体でした。教材が自宅に届けられ学習の結果や質問を送付し回答がまた届けられるというもので、時間がかかるものでした。ところが現在では通信講座もオンライン講座の一部として表現されているところも多くなってきているので、学習サービスを行っているところに確認してみましょう。
オンライン講座のメリット・デメリット
オンライン講座で一般的に言われるメリット・デメリットを解説していきます。ただしサービスごとに違いがありますので具体的なところは学習サービス運営側にお問合せください。
ライブ配信形式のオンライン講座のメリット
- 場所を問わない
- スクーリングに比べると低コストの場合が多い
- レベルの高い講師や難易度が高い授業を受けることも可能
- 質問がしやすい環境である
ライブ配信形式のオンライン講座はスクーリング(通学)形式に近い形で授業を受けることができるので講師に直接質問をすることが可能です。また、自分の住んでいる地域では学習できないようなレベルの高い内容も受講することが可能となります。
また同じ内容の講座をスクーリング(通学)で受けるよりも低価格のことが多いようです。
ライブ配信形式のオンライン講座のデメリット
- 繰り返し同じ内容を勉強しづらい
- 開催日時が決められていることが多く、日程が合わない可能性がある
- インターネットの環境が不安定になると参加できなくなる
ライブ配信形式のオンライン講座は開催日時が決まっていることが多いのでその日時に合わせる必要があります。また授業の記録を後ほどアーカイブとして配信をしてくれるところはよいのですが、そのようなサービスをしていないところでは後で内容を確認しようと思っても難しくなります。
また、インターネットの環境が不安定だと通信そのものができないので授業を受けられないことになります。
オンデマンド形式のオンライン講座メリット
- 時間と場所を問わない
- 自分の苦手なところなど繰り返し学習することに向いている
- ライブ配信形式よりもさらに低コストの場合がある
オンデマンド形式はいつでもどこでも学習できるということが売りなので時間と場所を問わずに学習することができます。一般的には期限はあるものの期間内であれば何度でも学習動画を視聴できるとしているサービスが多く、苦手なところが決まっている人には向いています。さらにライブ配信型の講座よりもさらに低コストのサービスを行っているところもあります。
オンデマンド形式のオンライン講座デメリット
- 講師に直接質問することができない
- 動画以外の内容の話を聞くことができない
オンデマンド形式は事前特がされたものを視聴する形になるので講師と会話、チャットすることが難しいです。全く質問ができないというわけではないですが、疑問点が出た場合に即解決できないことがあります。
オンライン講座の口コミ
今朝、勉強中のkokemomo を座卓下から監視するもんコーチ。
— kokemomo (@kokemomoflame) September 16, 2021
医薬翻訳講座の基礎編が8月で終了したので9月は単発のオンライン講座をいくつか受けていて、朝はその復習をしています。期間中何度でも視聴できるのはホントにありがたい〜。 pic.twitter.com/Ynn4NFB1Cg
現在、EXOSフィットネススペシャリストライセンス取得の為、勉強中!
— 五十川和之@イソカワジム代表 (@isokawakazuyuki) January 25, 2021
オンライン講座が当たり前になった事で日本だけじゃなく世界の情報に簡単に触れられるようになって本当に便利! pic.twitter.com/EEDvLI0YWm
オンライン講座は同じ単元を2人の講師で別々に録画してお互いがお互いの講義をチェックして修正した上で完璧な動画をアップしてほしい。ただでさえ難しいのに講師が言い間違えていると困る。
— DJ UTO (@utodj) July 21, 2022
スクーリング(通学)のメリット・デメリット
以前はスクールを受講すると言ったら通学が普通でした。コロナ禍ということもあり最近は自粛ムードになっていますが、スクーリング(通学)にはスクーリング(通学)のよさがありますよね。ここではオンライン講座と比べたときのスクーリング(通学)のメリット・デメリットについて触れていきます。
スクーリング(通学)のメリット
- 直接講師と話ができるので質問や疑問が解決しやすい
- 勉強環境が整っている場所に行って勉強するため気持ちが切り換えられ集中しやすい
- 他の受講生と人脈をつくりやすい
スクーリングのメリットは何といっても直接会って話をするのでコミュニケーションが取りやすいことがあげられます。会話というだけでなくボディランゲージなども含まれるので学習内容もわかりやすいと思います。また、環境面においても自宅であればダラダラしがちでも学校に通うとなれば勉強する環境が整っているので気持ちが入って集中しやすいとも言えます。
他の受講生がいる場合には共通した課題に取り組んでる仲とも言え、そこで人脈を築くことも可能です。
スクーリング(通学)のデメリット
- 時間・場所が制約される
- 受講内容によっては自分の住んでいる地域で受けられない
- 学習コストが高くなりがち
スクーリング(通学)のデメリットは時間や場所が制限されてしまうことです。当然ながらオンラインサービスとは異なりその場所に行かなければなりませんし、そのためには時間もかかります。好きな時間に受けることも難しいですね。
受講内容についても住んでいる地域にあるサービスしか受けられませんので、難易度が高いもの、専門性が高いものなどは受講できる可能性が低くなります。
コスト面においてもオンライン講座に比べると一般的には高くなりがちなのもデメリットです。
オンライン講座とスクーリング(通学)の違い・メリット・デメリットまとめ
オンライン講座とスクーリングのメリットデメリットについて解説してきました。それぞれに良さがあるのでスクール選びの際に参考にしてみてください。中にはオンラインとスクーリングを併用しているところもあるようです。
自分のライフスタイルと学習目標にあったサービスを選んでくださいね!