オンライン講座 マイク

オンライン講座に必須 授業で失敗しないマイク選び

  • 2022年8月24日
  • 知識

オンライン講座やウェビナーを行う際に、マイクの音質が良くないと、音が籠ったり、受講生側が聞き取りづらい状況などが発生します。せっかくオンラインでの講座を受講してもらっていても、それでは生徒さん側でストレスになってしまいます。

では、どういったマイクがいいのでしょうか?マイク音質にこだわったり、セミナーや講座、講演会など場面によってマイクの種類が違ったりするなど、色んなケースが考えられます。そこで、今回は、オンライン講座で使用するマイクについて失敗しない選び方を見ていこうと思います!

オンライン講座にマイクは必須なの?

まず、オンライン講座を新しく行う上でマイクは必須なのでしょうか?ノートパソコンを使用している講師によっては、「ノートについている内臓マイクで十分なのでは?」という方もおり、実際にオンライン講座の配信中に使用している方も多いと思います。

しかし、実はこの内臓マイクは、あまり音質が良くない場合が多く、当然パソコンの周囲から声だけでなく、他の音も拾ってきてしまいます。そのため、一対多のオンライン講座を行っている場合は、声が聞きにくい状況が発生します。そこで、必須になるのが「外部入力マイク」です!

オンライン講座でマイクを使うメリット

では、「外部入力マイク」を使用することで、オンライン講座を行う上で何が良いのでしょうか?講演会やウェビナーオンライン講座を、「外部入力マイク」を使用することで、どんなメリットがあるかというと、以下の点が挙げられます。

  • オンライン講座中の講師の声がはっきりと聞き取れる
  • オンライン講座を録画する場合クリアな音が録音できる
  • 講座中に生徒側が聞き取れないなどのストレスがなくなる

講座中に音声が綺麗に聞こえるだけでなく、聞き取りにくい状況が続くといった生徒側のストレスが少なくなる点はマイクを使用するメリットになります。使用するマイクによっては、音を拾う範囲によって周りの音も拾ってしまいますのでマイクの選び方には、注意をしなくていけません。

オンライン講座・授業に使う失敗しないマイクの選び方と注意点

オンライン講座やオンラインでの授業の際に、マイクを使用することが、講師側だけでなく生徒側にも良いことであることがわかりました。では、使用するマイクはどんなものがあるのでしょうか?マイクには様々な種類や形態、音を拾う範囲などがあります。オンライン講座を行うシーンに合わせて、向いているマイク・向いていないマイクがありますので、使用する場所や興亜の種類、シーンに合わせてマイクを選ばないと失敗してしまいます。

意外と、音質が良いものを選ぼうとすると、マイクは安くはないお値段で買うことになります。失敗すると多少、損になっていますのでココからは、オンライン講座に合わせたマイクの選び方について見ていこうと思います。

オンライン講座で使用するおすすめのマイクの種類選び

オンライン講座で使用するマイクを選ぶ際に、まず知っておきたいのがマイクの種類です。大きく分けてマイクは4種類あります。どのマイクを使うのかは行う講座の形態や、集音性、音質の良さなどから見ていく必要があります。

【マイクの種類】

マイクの種類特徴
ピンマイク・集音性が高い
・全指向性と単一指向性がある
・つけたまま移動などがしやすい
・講演会、ハイブリッドセミナー向き
ヘッドセット、イヤホンマイク・マイクが口元に近いため音がクリア
・一対一や少人数の場合会話がしやすい
・用途に合わせた形態がある
・講義形式向き
ダイナミックマイク・一般的に使用され耐久性が高い
・感度が低く、音を拾いにくい
・電源が不要
・価格が安め
・講演会、ハイブリッドセミナー向き
コンデンサーマイク・集音性が高い
・感度が高く、小さな音も拾う
・電源が必要
・価格が高め
・講義形式向き

オンライン講座で、講義形式(1対1や少人数制授業)での授業を行う場合は、感度が高く音声がクリアに拾える【コンデンサーマイク】や【ヘッドセット】を使用するのがおすすめです。また、大人数が集まるセミナー形式や講演会形式のオンライン講座の場合は、集音性が高いと周りの音を拾ってしまいますので、【単一指向性のピンマイク】や【ダイナミックマイク】がおすすめです。この他にも、多数の人間と複数の場所で行うグループディスカッションの場合は、『スピーカーフォン』を選ぶとよいでしょう。

※マイクには『前指向性マイク』と『単一指向性マイク』の2種類があります。全指向性は周りの音を。単一指向性は音を一方向のみ拾うものになりますので、講師の音声をクリアにはっきり生徒へ届けたい場合は、【単一指向性のマイク】を選びましょう。

オンライン講座でマイクを使用するときの注意点

さて、ここまでオンライン講座でマイクを使用することを必須としてきましたが、オンライン講座でマイクを使用するときに注意すべきことがあります。それは使用前の準備と使用中に起きるかもしれないトラブルです。もちろんマイクは外部入力機器のため、接続のミスで音が入らなかったり、ハウリングや雑音を拾うなどといったトラブルが起きる場合があります。

そういったトラブルを回避する方法としては、基本的なことではありますが、事前準備とリハーサルを行ってみる必要があります。

【オンライン講座のマイクトラブル対応】

トラブル対応
ハウリング他にマイクを使用している場合は、そのマイクをOFFにする。
スピーカーの音を調整する。
雑音を拾うマイクの接続(ジャック)部分に不備がある可能性があるので、接続部を清掃する。
ジャック部分の劣化の可能性もあるので状態を確認する。
マイク近くにある音の場合は、音の原因を取り除く。(クーラー音や空調の場合は止めるか弱くする)
音が入らないマイクの設定を確認してミュートになっている場合は解除する。
ミュート以外の場合は接続の問題のため、どのマイクを使用しているのか確認して、設定しなおす。

※上記のような方法は、一般的な解決法ではありますが、急になってしまうと、とっさの判断や対応が遅れてしまうので、前もって回避できるように替えのマイクを用意したり、上記の方法で、オンライン講座中にマイクにトラブルが発生した場合は、対応をしていきましょう!

まとめ

ここまでオンライン講座・授業で失敗しないマイクの選び方について見ていきましたが、いかがだったでしょうか?オンライン講座で使用するマイクは、講師側だけでなく、生徒側にストレスを与えないように必須のものとなっています。行う講座や講演会、セミナーなどの規模によって用途は分かれますので、これから、オンラインでの講座を開こうと考えている方や、現在内臓マイクで行っている方などは、上記のメリットや種類を参考に購入してみてはいかがでしょうか?

※ちなみに、感度が高いマイク程㏈値(デシベル値)は大きくなります。ダイナミックマイクで【-50㏈】程度、コンデンサーマイクで【-38㏈】程度です。0に近いほど感度が高くなりますので、感度が高いマイクが欲しい方は購入の際に感度を確認しておきましょう!